第3話

レンタル忍者

薔薇絵「青い空、白い雲。私はここにいる」

何が始まったw

永磨「薔薇絵さーん、薔薇絵さーん。
   今日めっちゃ雨降ってますよ」
薔薇絵「ちょちょちょちょんまげぇ!
    (ちょい待てぇ)
    今日は晴れ予想のはずだぁろぉ。
    何故私はデートではなく、
    ここにいるのだぁ」

心あたりがある。薔薇絵さん、俺雨男っす

永磨「薔薇絵さん彼氏いたんすか?」
薔薇絵「いるに決まってるでしょー。
    ねージェームス」

はいーお決まりブタのぬいぐるみー
前回は源次郎とか言ってなかったっけ?

薔薇絵「永磨がトマった。
    きっトマぁ、大丈夫だろう」

悠里「にゃー!永磨さーん。
   薬草薬草薬草薬草・・・
   つんつんつんにゃーにゃーにゃー」

・・・悠里ちゃん苦い詰まる。幸せ

今日も平和だ

客「・・・レンタル忍者って知ってるか?
  この間なぁ。嫁さんの浮気調査を
  依頼したら見事に・・・」

レンタル忍者?

麗蘭「はい8番いろどり団子」
永磨「俺いきまーす」

永磨「お団子お待たせしました。
   レンタル忍者ですか?面白そうですね」
客「興味あるかい?
  この地図のこの池の前に松の木がある。
  そこでキーワードを叫んでみな。
  夜9時くらいだ」

なるほど。忍者?今にしては渋い
戦乱がある地域ではまだ現存しているらしいが
この辺一帯はもうそんな世は終わったはず
気になるな                                  3-1

とりあえず・・・
永磨「水凪のダンスは世界一!」

・・・シュッ!

水凪「はいは〜い。
   レンタル忍者の水凪で〜す」

予想外に明るいキャラが来た。
しかもかなり可愛い・・・
ってキーワードがダイレクトだな。
普段は踊子か?

永磨「君が忍者か。
   どんなことができるんだい?」
水凪「張り込み、潜入、護衛、郵送、追跡
   等々。殺しはやりませんよ〜」

なるほどその手のプロか。
どんくさそうに見えるが

永磨「魔鍵士、神の力について調べてほしい」
水凪「聞いたことないですね!
   調べることは可能です」
永磨「ぜひ。君は普段踊子?
   何故忍者なんて。君も訳ありか?」
水凪「何でわかったんですか!
   しかも訳ありってことまで。
   もってことはあなたも訳あり?」

永磨「よければ俺に聞かせてくれないか?」
水凪「えーでも皆さん胡散臭いって言います」
永磨「君が心を開いてくれるなら、
   俺も秘密を明かそう」
水凪「え、私秘密知りたすぎ病w
   わかりました!」

水凪「私、ある船に作戦で潜入していました。
   樽に隠れましたが船の漂流に気付かず
   だいぶ遠いところまで流されました」

  「仲間がいる場所は
   よく移動するのでわかりませんが、
   だいたい目星がついている場所に
   行くにも相当なお金がいります」

  「やろうと思えば何か乗り物に
   忍び込むことはできますが、
   流儀ではないので
   ちゃんと稼いで帰りたくて」

  「こうしてレンタル忍者と踊子で
   ボチボチやってます。
   信じてくれますか?」

永磨「もちろんだ。少し話しただけだが、
   君は裏表が全くなく感じるし、
   忍者のことは俺も興味がある」

  「今度は俺が話そう」

水凪「へぇ〜。魔力ですか!
   私のことも信じてくれたし、
   信じます!」

  「実は、貰い物の開かない
   宝箱があるんですが、
   開けれたりしますか?」
永磨「ちょうどいいね。
   指一本触れずに開けて見せよう」
                 3-2

永磨「開けてみな」
水凪「え!?凄い!ほんとに開いてる!」
永磨「秘密だぜ。なあ、俺たち、
   分かち合える気がしないか?
   俺と手を組まないか?」
水凪「同じこと思ってました!
   お友達欲しかったのでお願いします。
   忍者水凪です」
永磨「魔鍵士永磨だ。
   今度踊ってる姿も見せておくれよ」

2023/9/12