第5話

情報屋

第5話

麗蘭「永磨!ピーマンとワカメ!」
永磨「ヘイ」

サッパリピーマンワケワカメ

薔薇絵「サッパリピーマンワケワカメ」
永磨「心を読まないでくださいよ」
薔薇絵「ギャグは先に言ったもん勝ちよ。
    永磨氏100年早いわー」
麗蘭「早く動く!」
永磨「ヘイ」

薔薇絵め
振り返ったらいないし

麗蘭「永磨!シオコショウ!」
永磨「ヘイ」
伝子「シオにする?コショウにする?
   それともあ・た・し?♡」
永磨「じゃああたしを一丁」
麗蘭「永磨!寝ぼけてんのか!?
   早く持って来い!」
永磨「ただいま!」

今日も平和だ
と言いたいが
あの呪文が頭から離れん

都市伝説はさておき
忍者が漂流か

海から来たんだから海から帰るしかないのか
だいたいの場所は聞いたが
とんでもない距離だな
よく生きてたもんだ

水路で直行は調べた限りない
水路と陸路を繰り返して
山を越えるか大きく迂回するか
いずれにせよ確かにかなりの金がいる
生活費を稼ぎながらこの額を貯めるには
丸2年はかかるか?

ここに行けたとしても
忍者郡自体が移動するわけだよな
何らかの方法で向こうに
気付いてもらえないと
イタチごっこだよな

先は長いな             5-1

???「・・・鍵士永磨だな?」

コイツ、誰だ?鍵士のことを知ってやがる

???「慌てるな。それを知っているから
    どうこうしようってわけじゃない」
   「よく鍵開け中に足湯浸かるだろう?
    あの時けっこう君脇が甘いから。
    気を付けな」

   「俺は情報屋の源と言う」

情報屋だと?
鍵士って言うし、
魔力のことはバレてなさそうか

源「腕の良い鍵士がいるって聞いたからよ。
  ちょっと情報を知りたかったんだ」
 「正体を隠す理由は興味がない。
  詮索もしない」
 「ここだとこれ以上の会話は避けたほうが
  いいだろう?後でここに来てくれよ」

・・・怪しいな。なんだ?コイツ?
何が目的だ?

・・・
おっさんとツーショットか
気が進まねーな
やめようかな

来なければ正体をバラすぞ
的な感じにも捉えられるし

ここは素直に行くか         5-2

水凪のダンスは世界一・・・
なんてな
来るわけないか

・・・シュッ!

水凪「はいは〜い。
   レンタル忍者の水凪で〜す」

来るのかーい!

水凪「呼びましたか?」
永磨「例の場所じゃなくても来るのか?」
水凪「いえ、今日は別件で呼ばれてて。
   源さんって人から」
永磨「おいおい。俺もだよ。
   アイツ、怪しくねーか?」
水凪「わかりません。ただ困っているなら、
   力になってあげたいです」
永磨「優しいな」

  「小屋だ。ここだな。たのもー」

源「鍵士永磨と忍者水凪。ようこそ」
 「開いてないから開けてくれ」

普通開いてるから入ってくれ。だろ
実力テストってことね。いいだろう

源「家の横にさっき沸かした湯が置いてある。
  好きに使ってくれ。イスもある」

・・・今日の気分は、The homeだな

水凪「足湯ですか?いいですね!
   私も入ります」
永磨「水凪、これは1人用だぜ」

近い近い、水凪
やべぇ暑ぃ
この茶色い羽織るやつ
暑ぃしダセェし邪魔だから
取っちまうか

源「おい!俺の前でイチャつくな。
  早く始めろ」          5-3

癖のある鍵だな普通人間に正しいことを言わすだろまず、Cは魔物で確定だ出題者に嘘をつかれると
そもそも問題が成り立たない人間か魔物のどっちか、
嘘か真かの概念もなくなるCが魔物ならAも魔物ださらにBの私は人間だ。はあり得ない何故なら自分が魔物なら魔物、
人間でも魔物と名乗るはずルールに対しての嘘を侵しているD。同意!魔物!正解はBっぽいが引っかかる出題者、A、C、Dは正しいのに魔物Bはルールを破って人間を名乗ったあるべき姿はどうなのか?ってやつか正解は、出題者、A、C、D!・・・ガチャッ源「鍵士永磨、さすがだ。
  これは仲間の技士が作った
  特製の鍵だったんだが、
  あっさり解いたか。さあ入ってくれ」

2023/9/12