第9話

俺たちの居場所39同盟

タライ班A「最近、出番ないっすねーアニキ」
タライ班B「あいつ、全然外さねーんだもん」
タライ班A「なんであいつあんなに引っかけに
      かからないんすかねー」
タライ班B「ひねくれてんだろ。この間なんて
      珍しく可愛いねーちゃんが来たし
      張り切ってスタンバってたのに」

・・・バチン!

永磨「ん?外したか。
   虫みたいなのがいた気がしたんだ」
芋三「虫ですか!無視しちゃダメです!
   スプレースプレー」
永磨「芋っち!いたのかよ!
   ってさり気なく薔薇絵ギャグ」
揚羽「あれぇ?芋っち。ここに口紅ついてる」
芋三・永磨「え!えっ?」
揚羽「うっそぴょ〜んって、何その反応〜。
   やましいことでもしてたのかなぁ?」
麗蘭「お前ら!仕事!」

今日も平和だ
ってあの二人あれなんだよなぁ
マジで想像できねーなw

水凪が開けた箱には
大量の偽札が詰まっていた
真っ黒な証拠だ
そして芋づる状に余罪が明らかになり
比蘭商会は追放されたが、
肝心な比蘭は逃亡して指名手配されたようだ。

そして俺たちは水凪発案で39同盟を名乗って、
おっさんの家を拠点に
ボチボチ悪党退治をしていく感じになった
                 9-1

永磨「39〜」

ガチャッ

グランツ「永磨さん!お疲れ様です」

グランツのことは後から聞いたが
働く会社が比蘭商会の下請けで
嘘の取引に騙され破産に追い込まれたようだ

永磨「グランツ。笑うようになったな」
グランツ「ここは居心地が良いですね」
永磨「俺もだ。何作ってんだ?」
グランツ「名付けて!びっくりしすぎ箱です」
永磨「面白いな。
   威力がかなりあるびっくり箱だよな?
   悪党の撹乱に使えそうだ」
 
39〜

ガチャッ

水凪「源さんから手紙です」

・・・手紙?

お前達に有益な情報を探してくる
しばらく旅してくる

永磨「おっさん、1言くらい言って行けよなー」
グランツ「源さんそういうところ
     ありますよね」
水凪「そういえばグランツさんって
   外国の方なんですか?」
グランツ「そんなところです。
     僕は異世界から来ました」
                 9-2

永磨・水凪「えーー〜〜!?」

・・・ヤバい。アゴ外れる
ってグランツよ。外国と異世界は大違いだよ

永磨「えっと、何から聞けばいいんだ?
   どうやって来た?」
グランツ「開発をしていた空間転送装置です。
     僕の世界は文明が発展していて、
     ワープ的なことを研究してました」

    「普及するにはまだまだで
     試作品を作っていて、
     ある日事故でプログラムが勝手に
     作動して、ここに飛びました」

    「正確には飛ばされた?ですかね。
     僕嫌われてたんで、
     キーワードを打った瞬間
     遠いところに飛ぶように
     設定されてたんだと思います」
水凪「もしかして!キーワードって
   サッパリピーマンワケワカメ
   ナカミハサンゴシオコショウですか?」
グランツ「え。何で知ってるんですか?」

永磨・水凪「えーー〜〜!?」

永磨「アレだな」
水凪「アレですね」

華恵「人質事件が発生したみたいよ!」
永磨「近いな。行くか!
   グランツ、続きまた聞かせてくれ」
グランツ「はいっ」

2023/9/12