第11話

異世界の扉

裏比蘭派の人間はザコでクズしかいない
金が欲しいから悪党の逃亡に協力し
いざ自分の立場が危うくなると平気で裏切る

ちょっと脅しをかければ
簡単に口を割る
それなりに情報が出てきた

比蘭自体も全盛期の力はなく、
簡単に人を消せなくなり、
財力も激減しているのだろう
おそらく隠れるので一杯

それにあれだけ名前の通った政治家
知られすぎて逃げ場はない
誰かに化けてる可能性は高い

比蘭は側近何名かを引き連れ、
極秘で播樽港の漁船を買収し
宇沙という都市に逃げたらしい

そして、水凪の情報から
有出羅寺院に目星をつけた

永磨「あの4人いる中の太っちょのやつ。
   絶対そうだろ。
   僧侶っぽくしてるが、
   腹とでかい鼻が隠しきれてねぇ」
グランツ「似てますねぇ。華恵ちゃん。
     近くまで行って認証できるかい?」
華恵「は〜い!ご主人様!」

華恵「一致!間違いないわ!比蘭よ!」
水凪「ありがとう華恵ちゃん。
   さて、どうします?」
永磨「俺達二人が側近を正面から引き付けて、
   水凪が回り込んで比蘭だな」
                  11-1

・・・行くぞ

永磨「そこまでだ!比蘭!」
比蘭「貴様は!あのときの!
   仕方ない。やれ!」

ゾロッ

???「貴様!その服装は。魔鍵士か!
    まさか、現存していたとは」
永磨「何!?何故俺を!?貴様、何者だ!?」
比蘭「おい、祈祷師。あいつらはこの二人に
   任せて、早く始めてくれ」
祈祷師「では、キィエェェェェェ!!」

祈祷師だと!?

永磨「水凪!やばい!頼む!」
水凪「まさか!待ちな・・・!」

祈祷師「サッパリピーマンワケワカメ
    ナカミハサンゴシオコショウ!!」

ブオーーーン!!

異界送り!?やられた!

祈祷師「くくく、もう遅いわ。
    ほれ、お前たちも飛び込め」

水凪「間に合わない!?閉まる!?」
祈祷師「魔鍵士、また会おう」

ブオーーーン!!

・・・
永磨「くそ!いきなり異界送りかよ。
   全員行きやがった」

な、何だ!?鍵が反応している
念じてないのに
問題が出る!?          11-2

・・・
激ムズだな
なんだこれ?

後半のドラゴンの攻撃エグくないか?
ファイヤー6連発のあとに超必殺が来る

こちらの行動回数が3回足りない。

火が6回、6個?△と▽?

なるほど、そうきたか

ドラゴンの攻撃!
永磨「都市伝説返しの極意!」
①突進→□魔法!(1mX1m)
②ひっかく→Xガード!(対角を交差)
③しっぽ→△ジャンブ(六芒星)
→▽しゃがむ(六芒星)→
④〜⑨ファイヤー(ろうそくの火)
さて、必殺がくる。ここで打たれる前に特瞑想
(目を閉じて)

メをトジル→メをなくす

⑩超必殺駄々ー
ジタバタジタバタ
ドラゴンは駄々をこねた
→Xガード(腕を体前でクロス)

そしてトドメの!
→□魔法(サッパリピーマンワケワカメ
ナカミハサンゴシオコショウ)

・・・
ブオーーーン!!

え、異世界の扉が?
・・・開いた

2023/9/12