スタタタタ
シュッ

水凪「参りました。響様」
響「ふむ。あの藩主は絶対にボロを出す。
　　見張って動きを探ってくれ」
水凪「はっ！」

シュッ
　
藩主「ガッハッハ。今夜は酒じゃ女じゃ。
　　　暗殺のことは忘れて遊べ遊べ」

・・・暗殺？早速ね
くだらない権力争いの世
天下を取って何がしたいんでしょう
私は、こんな日常を変えたい

皆さんと過ごして
やっぱり平和な世が良いと思いました
39

シュッ

では、グランツ博士の報告をどうぞ
グランツ「・・・こうして私は異世界へ
　　　　　行くことに成功し、
　　　　　無事帰還することができました」

　　　　「こちらが向こうの世界の物質です。
　　　　　どうぞ鑑定してみてください。
　　　　　異世界はやはりあったのです」

　　　　「試作品は失敗でしたが、
　　　　　こうして異世界へ行けたのが
　　　　　何より皆さんの研究の成果です」

　　　　「引き続き、空間転送技術を
　　　　　発展していきましょう」

皆さん、おかげさまです
39　　　　　　　　　　　　　　　E-1

お〜い源！こっちのでっかいの
持っていってくれー

源「はいよ」

さすがのパワーだな
なかなか1人でスイスイとそれ運ぶ奴いないよ

源「そうかい。
　　前の仕事よりおっかなくないし、
　　俺に合ってる仕事かもしれんな」

情報屋は辞めたんだ。
そして引越屋として新しくやり始めた
なんだかんだで楽しかったぜ
39


悠里「にゃんと！
　　　バニャニャがにゃいですか！」
薔薇絵「そんなバニャニャ！あら、移ったわ」
伝子「バニャニャ？ここにあるわよ〜ん。
　　　つるっと新鮮、バニャ〜ニャ〜。
　　　あら、移ったわ」
麗蘭「にゃーに言ってんだお前ら。
　　　あっ・・・」　　　　　　　　E-2

今日も平和だ

なんて、懐かしいな
永磨「何なんだこいつら。ホントに人間か？
　　　クズだらけじゃないか」

　　「これがリアル。くそ。
　　　こいつらよりは上でいたい。
　　　そんな詩を書きたくなってきたぜ」

　　「ジオグリフか、古代文明の痕跡。
　　　何か力をもらえる気がするな。
　　　いろいろ忘れられそうだ。
　　　例の王国とも関係あるかもな」

39
俺はこの言葉が好きだ。
そんなことを言える連中にまた出会いたい。

しばらく心に鍵をかけるぜ
何も見ん、何も聞こえん
愚かな人間滅びてしまえ

水凪の楽しむ心に影響されて
俺もキャッチフレーズを作った

One and only→かけがえのない１つ
Change Challenge→挑戦して変える

多分、これが俺らしい

・・・通り過ぎろ。必ず光はある
結局鍵を握るのは人間で
俺はすぐ動くべき
誰が変えられるか・・・
考える前に行動しろ・・・

未来へ！扉を開ける！

永磨「先を急ぐ」

　　「あぁ、腹減ったなぁ」

魔鍵士の末裔　完